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スタートアップとかシリコンバレーに恥を輸出する老害

その昔東南アジアに女性を買いに行く老害というものがいた。ある程度批判に晒されたからか、ツアーのように行くのはすくなくとも表立っては無くなったようだが、まだまだアジアへの出張というと舌なめずりして行くおじさんがいるのはおぞましいことに事実だ。

 

案の定そういう奴らは頭がぶっ飛んでるから、社内で平気でそれを話したり、東南アジア出張が頻繁な人間に対して「現地妻に会いに行ってるの?」とか微塵も面白くも品もない冗談を言う。すごい。エリート老害

 

そんな老害と似ているのに自覚がない老害がいる。シリコンバレーエストニアを見に行く老害だ。彼らはビジネスを地元の特産品か何かだと思っているらしく、シリコンバレーがすごいエストニアがすごいと聞くとやたらそこに行きたがる。やる事はまじで行くだけだ。なんかそれっぽい報告書を書いたりしても、深い洞察もなく「このような取り組みをしていた。」みたいな状況描写の日記を書いて満足する。知性に問題がある。

 

私は元々「ご挨拶に」なる名目で訪問する人たちが嫌いだ。そう口にして来る人が生産性のある時間を過ごさせてくれる事は極めて少ないからだ。しかも大体30分から1時間くらいは相手をしないといけないので、1日8時間労働するとして1/16か1/8はそんな事に時間を費やさないといけなくなる。パーセンテージだと6.26%から12.5%である。あまりにコストが高い。

 

しょうもない日本企業ならそれでいいかもしれないが、まさにTime is moneyのスタートアップがそんな事に時間を取られたらどう思うだろうか。彼らは大企業に対抗できる資源が素早さであるため、投資した時間の分だけビジネスに繋げようと必死になる。しかし老害はそんな事想像もしない。チケットを手配して飛行機に乗り、マイルをゲットした時点で彼の目的は完了している。

 

老害は、本当はスタートアップや新しいテクノロジーに興味なんてないし、そこから何かを学ぼうとも思ってないし、ましてや自社に取り入れようなんて考えてないのだ。有名だから見てみたい、見に行った土産話で飲み会で自慢したい、自覚無自覚関わらずそのぐらいにしか思っていない。だからシリコンバレーの企業も、エストニアの企業も、日本企業はもう来ないでくれと言い出すのだ。老害と話すのは無駄だから。

 

私はこれはほとんど冒頭に書いた売春ツアーと変わらないと思う。日本の恥を輸出しているという事においては同じだ。本人は海外出張するビジネスマンとか思っている分むしろ滑稽でタチが悪い。シリコンバレーエストニアの人たちは思ってるだろうなぁ、このジジィはこの年齢になるまで何してたんだろう?って。日本も若手もそう思ってるんだろうなぁ。そうだよねぇ。