老害とBBAが大好きな手書き文化

この世には手書きこそ最上の価値であると思いビジネスでもそれを使おうとする人がいます。手書きが伝える温かみについては否定しませんが、ビジネスでは殆どの場合時間の無駄だと思います。なので手書きこそ最上の価値と信じる人は社内外に発信するメールも今直ぐ全て手書きにすればいいのに、と思っています。御自分の誠実さや温かみと共に、生産性の概念が頭に無い事を存分に宣伝出来る事でしょう。

私は就職活動の際履歴書を手書きにしました。同調圧力に屈しただけでしたが、本当にくだらないと思っていました。そして入社してやれやれと思っていたら、日報を手書きで書かされました。ご丁寧に教育係からの返信も手書きでしたが、こちらの文章量が改行を駆使してA4 1枚に対し、向こうは一言コメントが関の山です。別に書きたくて書いているわけでも無く、一言コメントに価値を感じる事もなく、いいかげんにしろという抗議をしたところ、タイミングが合って日報がなくなりました。

今でも何を書いたか、そして何を書かれていたのかを覚えていません。故に実務で役立った事などありません。完璧な無駄でした。しかし同期は残業してそれを書き、それを見て返信する先輩も残業して書いていました。みんなそろって何のためにやっていたのでしょうか？

職種によるとは思いますが、手書きが必要になる場面なんてそうありません。手書きで何かをさせるという事は殆どの場合「自分のときもそうだったから」という思考停止か「自分も手書きでやらされたからお前もやれ」の、お前も嫌な思いしろの人として終わっている人間のどちらかです。何故手書きでないといけないのですか？と質問すると「1冊にまとまってると振り返りやすい」とか言ってくる時がありますが、そんな事しません。そんな暇もこの先ありません。いろんなオモシロ回答が飛び出してくると思うので、是非試してください。

懲役40年を命ぜられた新入社員を目にする時期になってきたので、ふと手書きについて思いました。