仕事を1回で覚えろとかいう糞ルール

社会人になると、1回で覚えろマンとか、1回しか言わないから覚えてねマンにめっちゃ出会います。こいつらの凄いところは、マジで1回で覚えないとキレる事です。

この言葉、最初は『教わる側としての心構えは「1回で覚える」でいなさい』というくらいの言い含めだったんじゃないかと思いますが、今ではマジで1回で覚えてないとキレる奴がいます。売る側の心得としての「お客様は神様です」や、迷惑をかけられた側が相手を気遣って言う「子供のしたことですから」と同様に、ふざけた進化をしています。BBAに特に多いですね。2回目聞きに行くと失笑されます。「前も言いましたけどぉ～」とか言ってくるときもあります。語尾伸ばしもムカつく感じです。

老害やBBAが若かった頃よりも、今の仕事は高度で難易度が上がっていると僕は思います。また老害やBBAも時間をかけて知識と経験を積み重ねてきたから出来るだけであり、彼らも最初からこれをやれと言われたら直ぐには出来るようには、今の仕事というものはなっていないと思います。技能の取得や、流れの取得は、個々人の理解プロセスの仕組みにより時間差が必ず生じます。しかし老害やBBAは、個人のそれを見極めず、自分が何となく覚えていることを垂れ流しで話し、教えた・伝えたと思い込みます。だから老害でBBAなんだねぇ。

僕が何かを教える立場となった時は「絶対に怒らないから何度でも疑問に思ったら質問してくれて構わない。以前訊いた事でも構わない。」と伝えていました。そして常に質問しやすそうな雰囲気であろうと努めていました。この方が絶対に効率いい。何故なら「あーこれ前訊いたから聞きにくいなー」とか「訊いたら怒られるな～・・・」と思って逡巡してしる累積時間たたるや膨大なものであるからです。そしてそんな緊張状態で訊いたって記憶に定着しない。

教える側は自分がわからん事を細部に至るまで1回で覚えられるようになってから、人に1回で覚えろって言いましょうね。そしてその場合、自分が出来るから他人も出来るはずだという糞傲慢な考えになっている事も気づきましょうね。